5月20日(水)

新型コロナウイルス感染拡大防止による相次ぐ青年会議所活動の自粛や行事の中止により、

すっかり顔を合わせる機会も減ってしまったLOMメンバー。

また暗い話題ばかりが続き、溜息ばかりが漏れる毎日。

理事長がふと、不満をもらしました。

「みんなに会いたい」

「みんなとしゃべりたい」

「みんなの近況が気になる」

仕事やプライベートはどうなのか。自身の体調やメンバーの家族の安全はどうなのか。

気にはなるけど逢う事が出来ない。

という事で5月例会は世間で話題のZOOMを活用し、今後の活動に使用する事が可能かの検証も踏まえ実施してみる事になりました。毎回の例会であたりまえに行う所作や状況も、ZOOMとなるとそうはいかない。

思わぬトラブルや気づきも多く見つかりました。新しいツールを用いた不慣れな状況は不安が先立つものでしたが、みんなの近況を確認しながら進めて行くと、そばにいないけれどもまるで隣にいるかのような気がして来て、不安が楽しさに変わっていきました。今後の青年会議所活動を行うための新たなツールの可能性をメンバー全体で体験する事が出来ました。

WEB例会

また、画面を通してみるメンバーに対して、普段とは異なる感じを受けました。

画面の向こうに垣間見える一人一人の生活感やプライベートの空間の持つ雰囲気がそうさせたのかもしれません。

いつもより素を見せている彼らの様子は新鮮でありました。

暗い話題ばかりが続き、笑う事が減っていた毎日でしたが、会員発言の時間で、あるメンバーから幸せな報告がありました。その瞬間、メンバーが全員驚きと同時に笑顔をみせました。

画面を通してみんなが幸せを祝福する姿は、離れたところに居ても幸せは共有できると言う事を教えてくれました。

現在はいろいろな事が困難な状況かもしれません。ですが本当に大切な事を気づかせてくれる最大のチャンスなのではないかと、そう感じずにはいられない機会となりました。

今回の例会は新しいツールを用いる事に対する課題も可能性も感じられた例会でした。いまだコロナ禍が治まらない状況である以上、しばらくこのような例会の形になることが予測されます。より精度を上げていく事で新たな可能性を導き出し、少しでも早くこの困難な状況から抜け出せるようメンバー 一丸となって乗り越えていこうと、襟を正す機会となった5月例会となりました。