2024年度 理事長所信
理事長 岩島 敬
【スローガン】愛と志を胸に
【はじめに】
一般社団法人瑞浪青年会議所（以下瑞浪JC）は、1965年に、全国で310番目の青年会議所として瑞浪の地に誕生しました。これまで多くの諸先輩方が、英知と勇気と情熱をもって青年会議所活動を続けてくださった結果、瑞浪JCは誕生から59年目となる2024年度を迎えました。我々はJAYCEEとして、いつの時代も変わらず、己を磨き、人を想い、まちを想い、未来を想い、行動し積み重なってきた上に、今を生きる我々だからできる新たな一年を積み重ねていかなくてはいけません。
私は、JCに入会して2年の経験しかありません。しかし、この短い期間にJCに向き合い経験し分かったことがあります。それは、JCとは、同じ志を持ったかけがえのない仲間が集まって、一人では出来ないことを生み出していける、我々の暮らす瑞浪にとってなくてはならない団体だということです。
2024年度の瑞浪JCは、私も含め在籍年数が少ないメンバーが3分の2以上を占めています。しかし、一人では出来ないことでも仲間が集まって、知恵を出し、話し合い、語り合うことで多くの事を乗り越えていける力になります。経験豊富なメンバーには、これまで培ってきた瑞浪JCの軸を担っていただき、ぶれない幹となって活動してもらいます。一方で、在籍年数の少ないメンバーにはフラットな目線で、今までにない斬新なアイデアや柔軟な発想で活動していただきたいと考えています。メンバー全員で、「愛と志を胸に」をスローガンに、全ての子供たちが幸せになる明るい豊かな社会を築き上げるために、確かな一歩を踏み出し、社会を巻き込み大きな運動を起こし子供たちの幸せと自己の成長を実現させよう。
【愛のある未来へ】
文部科学省の調査では、世界の国の中でも日本の子供の自己肯定感が低いというデータがあります。未来を担う子供たちは、自分に自信を持ち、様々なことに挑戦し、失敗をしても諦めないことが大切です。そのために、自分を認めて尊重することで自己肯定感を高め、自分はできるという自己効力感を持たなければなりません。
自分に自信を持ち、将来に希望を持っている子供たちが増えることは、明るい豊かな社会へと繋がります。未来を担う子供たちの自己効力感を高め、将来に希望を描くことができる子供たちを増やします。
【魅力ある人財育成】
近年、ハード、ソフトの両面でデジタル技術の進歩は急速に進んで、我々を取り巻く環境は進化を続けて、社会はより便利になってきています。その一方で、人口が減少していくことで業種を問わず人手不足がより深刻になり、様々な業務の効率化が求められています。そのような課題に、デジタル技術を効果的に活用できる人財が必要です。
青年経済人である我々が、デジタル技術やその活用方法を学ぶことで自己をよりアップデートし、現代社会に柔軟に対応できる魅力ある人財になるための機会をつくります。
【60周年に向けて】
瑞浪JCは来年度、創立60周年を迎えます。我々がこの瑞浪で活動を展開できるのは、これまで諸先輩方が築き、繋いでくださった信頼と実績があるからです。我々は、その想いを繋ぎ、感謝を忘れず60周年に向けて準備をしていきます。メンバーが同じ想いでスタートを切れるように、60周年スローガンを採択し、確実に60周年に繋いでいかなければなりません。メンバーそれぞれが諸先輩方と交流し、知っていただく機会を作ります。そして、瑞浪JCらしい60周年事業になる様に準備します。
【活動しやすいLOM】
青年会議所は、青年が社会により良い変化をもたらすために成長の機会を提供していく団体です。メンバーが、自己の成長につながる多くの機会を活かせるように、迅速な情報提供を心がけていきます。また、育LOM活動にも取り組み、家庭や仕事の大切な時間を確保できるよう委員会や理事会運営を行い、メンバー全員が活動しやすいLOMを目指します。さらに、メンバーがLOMに留まることなく、NOM、DC、BCの事業に参加することで、共に多くの成長の機会を活かしてもらうために、参加促進と引率をしていきます。
【未来につなげる会員拡大】
明るい豊かな社会を築き上げるためには、若き仲間の力が必要です。志のある仲間を一人でも多く募り、地域社会に良い影響を与えていかなければなりません。
新たな仲間が増えることは、組織に新たな価値観や良い影響を与え、瑞浪JCが活性化すると考えます。そして、組織が成長し地域社会の未来のためにより必要とされる組織であり続ける必要があります。そのため2024年度の拡大方針を策定し、瑞浪JC全体で取り組んでいきます。瑞浪JCの魅力を発信して共感を得ることで新たな仲間を増やすことに繋がります。組織で一丸となって明るい豊かな社会を築き上げる仲間を増す活動をしていきます。
【70周年を迎えた瑞浪市とのつながり】
2024年、我々が暮らす瑞浪市は市制70周年を迎えました。我々がこの瑞浪市で活動できるのも、先人のたゆみない努力により、受け継がれてきた自然、歴史、文化があるからだと考えます。瑞浪市や市内の団体からの協力依頼があった際には、JAYCEEとして奉仕の心を持って関わっていこう。
そして、明るい豊かなみずなみにしたいという志を持って活動していこう。
【むすびに】
私には、人生の中で心に決めていることがあります。それは、「私は愛と志を持って生きる人間でいる」ということです。
私が考える「愛」とは、大切な人を想い幸せになってほしいと願い行動することです。
数年前、インドに出張に行った際、一人の少女と出会いました。その少女は、私の乗車していた車の窓を拭き、寂しそうな目で物乞いをしてきました。私は、その時の自分の子供のことが瞬時に思い浮かび、愛に生きると心に決めました。日本では、子供たちは自由に遊び、学校では勉強し大切な人と一緒にいることが当たり前にありますが、インドでは、それが当たり前でないことに衝撃を受け、どんな子供でも未来を担う大切な存在であり、そんな子供たち誰もが愛される世界にしたいと思いました。そのために、これからも子供たちの周りには、愛があるという当たり前を瑞浪JCからみんなでつくっていこう。
最後に、私の考える「志」とは、何かをより良くしていきたいという強い想いです。こうでありたいという強い願望が進むべき道筋を創っていくのだと考えています。我々は、まちを良くしたいと想う同じ志を持った仲間です。たくさんのかけがえのない仲間と、愛と志を胸に、明るい豊かな社会を築き上げていこう。
基本方針
・愛する子供たちが希望を持てる事業を実施します。
・魅力ある人財としての資質向上を図ります。
・60周年に向けて準備をします。
・メンバーが活動しやすいLOM運営に努めます。
・未来につなげる会員拡大をします。
・70周年を迎える瑞浪市へ協力していきます。
